上海市衛生当局の幹部が自殺 都市封鎖でストレス増か

2022/04/14
更新: 2022/04/14

中国政府系新聞紙・環球時報の前編集長である胡錫進氏らによると、上海市虹口区衛生当局の幹部が事務所で自殺を図り死亡した。上海市などは公に発表していない。

ネットユーザーらは13日、虹口区衛生健康委員会の幹部、銭文雄氏が12日午後に自殺で亡くなったと投稿した。投稿によると、銭氏の妻は末期がんを患っており「本人は元々妻の病気で落ち込んでいた」。「防疫期間中に仕事量が急増して」さらに精神的に追い込まれたという。

胡錫進氏は14日早朝、SNS微博(ウェイボー)上で「上海市の報道機関で働く人に銭文雄氏が亡くなったことを確認した」と投稿し、「この悲劇は、上海市の防疫対策で、末端組織の一部の幹部が重い負担を担っていることを反映した」と示した。

大紀元は虹口区衛生健康委員会情報センターに取材を試みたが、返答はなかった。

上海市と虹口区は銭氏の死亡原因について説明していない。

都市封鎖が続く上海市では、末端組織の幹部や職員らは、ゼロコロナの実現を目指す市政府と、食料配給やPCR検査などに不満を募らせている市民の間に挟まれ、精神的に負担を感じているという。

上海市浦東新区の翰城居民委員会は9日、住民宛てに声明を発表し、職員全員が辞職すると明らかにした。

声明は「私たちは、すべての住民の訴えを理解し、できる限り政府のすべての政策に協力している。すべての人と政府機関部門は私たちに『理解』と『協力』を求めている。しかし、私たちを理解しようとする人はいないのだ。私たちの気持ちと考えに寄り添う人もいない。私たちにも耐えられない時がある」「私たちは離れることを決めた」とした。

(記者・駱亜、翻訳編集・張哲)

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