メラトニンに新しい可能性「認知症予防と改善に大きな期待」(2)
(前稿より続く)
科学者は、「アルツハイマー型認知症患者のほぼ半数が、睡眠障害を持っている」と指摘しています。
良質の睡眠を得させない睡眠障害は、アミロイドβタンパク質の沈着による脳内の「老人班」を増加させます。
老人班の出現はアルツハイマー型認知症の特徴ですので、まさにこの疾患の進行と密接に関連する現象です。
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