董宇紅博士が解説する:「進化論」その破綻した論理(4)

(前稿より続く)
進化論がもはや信頼できないとすれば、種の起源について、今の時点で何がわかっているのでしょうか。

 

「進化論ではない」ならば種の起源は何か?

これも現段階では1つの仮説ですが、「カンブリア大爆発」という現象があったと考えられています。

古生代カンブリア紀。
つまり、およそ5億4200万年前から5億3000万年前の間に、突如として、今日見られる動物の「門(生物のボディプラン)」が一気に出そろいました。
それがあまりにも突然に、爆発的に増えたので、カンブリア大爆発と呼ばれています。

カンブリア紀以前は、生物の種類が非常に乏しかったとされます。

ところが1909年、米国の古生物学者であるチャールズ・ウォルコットが、カナダのブリティッシュコロンビア州のバージェス頁岩で、カンブリア紀(約5億7000万~5億年前)に突然大量に出現したとみられる、多様な海洋動物の化石を発見したのです。

そればかりではありません。1984年以降、本格的に進められた中国雲南省澄江(ちょうこう)の「中国澄江化石群」における考古学的発見は、5億3000万年以前のカンブリア紀に、たくさんの異なった種類の動物が出現したことを見せつけました。

全世界で発見されたカンブリア紀の化石を総合すると、約50門、数万の種があります。
それらには、進化の痕跡がまったく残っていないため、「生命大爆発」とも呼ばれます。

 

多様な動物の化石は、カンブリア紀に突然、大量に出現しました。(健康1+1/大紀元)

 

「人間と魚が、同時に出現した?」

従来の進化論によれば、「生命は海から生まれた。それが長い年月をかけて進化してきた結果、種の多様性が生じた」とされています。

しかし以下の研究は、この見方を覆しました。

2018年、ニューヨークのロックフェラー大学のマーク・シュテッカー氏と、スイスのバーゼル大学のデヴィッド・テイラー氏が専門誌に共同で研究を発表しました。彼らは世界中の数百人の研究者とともに、10万の動物種について、500万のDNA断片を分析研究したのです。

スーパーの商品に専用のバーコードがあるように、地球上のあらゆる種にも対応するDNAバーコードがあります。それは、ミトコンドリアの遺伝子の中にあることが分かっています。

科学者たちは地球上の様々な種の「遺伝子バーコード」を分析し、それらの変異度を比較することで、「現在の地球上の種の90%が、人類を含めて、10万年から20万年前に同時に出現した」と推定しています。

魚も昆虫も、鳥も熊も、ヒトも「10万年から20万年前に同時に出現した」というのです。

 

科学者たちは今、人類を含む地球上の90%の種が「10万年から20万年前に同時に出現した」と推定しています。(健康1+1/大紀元)

 

人類より高い文明の存在

さらに、複数の物理学者が「人類より高い文明が存在する可能性」を想定して、「人類が生存する環境は、人類より高い文明の生命によって作られた可能性がある」と主張しています。

私たち人間という精巧な機能を持つ生命が、人類文明以上の生命によって生み出された可能性は本当にあるのでしょうか。

その答えは、これから先の科学の発展に伴い、人類の生命現象に対する認識がますます明確になることで、徐々に得られるでしょう。

(口述・董宇紅/翻訳編集・鳥飼聡)

エポックタイムズのシニアメディカルコラムニスト。中国の北京大学で感染症を専攻し、医学博士と感染症学の博士号を取得。2010年から2017年まで、スイスの製薬大手ノバルティスファーマで上級医科学専門家および医薬品安全性監視のトップを務めた。その間4度の企業賞を受賞している。ウイルス学、免疫学、腫瘍学、神経学、眼科学での前臨床研究の経験を持ち、感染症や内科での臨床経験を持つ。