ゼロコロナ、「秋の党大会まで転換せず」 上層部が非公式会議で表明か
中国共産党の上層部は、ゼロコロナ政策について「秋開催予定の第20回党大会まで方針を変更しない」と非公開の会合で表明したという。在中国の欧州連合商工会議所(EUCC)のイエルク・ブトケ(Joerg Wuttke)会長は4月28日、ドイツメディア「NZZ」のインタビューで明かした。
同氏は中国共産党の経済や貿易に関する非公開会議で、「非常に情報通でトップレベルの政治家」に会ったという。「彼らは、ゼロコロナが経済にとってどういう意味を持つかを知っている。ただ、今は政策転換できないだけだ」
「ゼロコロナ政策も、プーチン氏との友情も、3期目の続投を確実にしたい習近平国家主席にとっては、ここに来て方針を変えるわけにはいかない」とブトケ氏は指摘した。
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英国の中国専門家チャールズ・パートン(Charles Parton)氏は1日付のデイリー・テレグラフ紙に寄稿し、「ゼロコロナ」政策は行き詰まり、オミクロン変異株の蔓延によって中国は苦境に立たされるだろうと論じた。
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