英雄叙事詩ーーホメロスの叙事詩 『イリアス』 『オデュッセイア』(二)
おもしろいことに、『イリアス』では、戦前の人物描写で多くの比喩表現が使われている者ほど、後に勝者となることが多いです。
「ホメロスの叙事詩」の作風にはある鮮明な特徴が見られます。人物の名前の前に特徴を表す語句がついているのです。例えば、「知略にたけているオデュッセウス」「冷静沈着なゼウス」「スカートがひらひら舞うヘレネ」「丈夫な鎧を身につけたアカイア人」など、この類の表現は場面やその後の文脈に合わせて変わっており、『イリアス』の中のギリシア一の勇士アキレウスに関する表現だけでも、少なくとも24か所ありました。
このような修辞技法は、読者のその人物に対する印象を深めると同時に、叙事詩の特徴でもあります。
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