自民党青年局が訪台、5日に蔡英文と会談へ 李登輝氏の墓前に献花も
自民党青年局の小倉将信衆院議員をはじめとする議員団は3日、コロナ禍以降初めて台湾を訪問した。呉釗燮外相との会談では安全保障についても議論し、台湾を支持する姿勢を示した。5日には蔡英文総統との面会も予定されている。一行は7日まで滞在する。
台湾総統府の張惇涵報道官は、自民党青年局の訪問を歓迎し、対面式の交流を通じて民主主義のパートナーである日本と台湾の友好関係を深めていきたいと述べた。地域の平和と安定を維持し、経済及び貿易の発展に努力し、引き続き日台間の「善の循環」を展望した。
3日夜には台湾外交部の呉釗燮外相と会談し、日台間の経済関係、安全保障、青年交流などについて意見交換した。小倉氏はウクライナ情勢に懸念を示し、同様の事態が台湾で起きてはならないと強調した。台湾のWHO加盟や環太平洋経済連携協定(CPTPP)への加入について、一貫して支持する姿勢であると述べた。
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