【名画鑑賞】「イエス・キリストの降誕」絵画集(上)
「イエス・キリストの降誕」は西側諸国の宗教絵画の中の重要なテーマです。画家たちは、イエスが生まれた場所や、天使からの福音の場面など、豊富な想像力を用いて数々の和やかでかつ神聖な傑作を創作しました。
ここで、「イエス・キリストの降誕」をテーマに作品を描いた画家たちをご紹介したいと思います。
ジャック・ダレー(Jacques-Daret、1404 –1470 )はルネサンス初期のフランドル派画家で、1434年-1435年頃に「キリストの降誕」を描きました。この時のダレーの絵画はまだ国際ゴシック様式が抜けておらず、鮮やかな装飾と金箔の使用が北部の特色を表しています。自然な色使いから、すでにある程度の技法を身に着けていることが伺えますが、人体のバランスや比例の掌握はまだ未成熟のようです。
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