2022年5月13日、ニューヨークで行われた法輪大法30周年記念パレード(Larry Dye/The Epoch Times)

国連人権高等弁務官の中国訪問ひかえ…「臓器狩り独立調査を」医師会が求める

ミシェル・バチェレ国連人権高等弁務官が月内に中国を訪問すると同事務所が発表するなか、生命倫理問題に取り組む医師会「臓器の強制摘出に反対する医師会(DAFOH)」は6日、中国共産党による良心の囚人への臓器収奪の独立調査を行うようバチェレ氏に求めた。

書簡のなかで「臓器移植手術で利益を得るため、生きている人間から強制的に臓器を摘出することは、考え得る限り最も残酷な人道に対する犯罪の一つ」と非難。法輪功学習者に対するおびただしい数の臓器収奪の証拠や欧州議会の非難決議採択は「直ちに行動を起こすべき時であると示唆している」と述べた。

2006年に中国で強制的に臓器が摘出されている事実が明るみに出て以来、多くの独立した調査研究を通して、法輪功学習者やその他の良心の囚人に対する残虐行為が確認されてきた。2019年に開催された独立民衆法廷「中国民衆法廷」は、中国では長年にわたり移植手術を目的とした「強制的な臓器摘出が、相当な規模で行われている」と結論を下している。

▶ 続きを読む
関連記事
強制臓器摘出に反対する医師団(DAFOH)がオンライン・フォーラム開催。中国での法輪功迫害と臓器収奪を「冷たいジェノサイド」として検証。12月9日、10日にライブ視聴できる
習近平の「150歳」発言が火付け役。共産党エリートだけが享受する「981長寿プロジェクト」の実態を追う。軍病院、臓器収奪、検閲——権力者の命を延ばすため、無実の命が犠牲にされる恐怖のシステムとは?
人間の生命の尊厳を回復させるために果敢な行動を取ったケネディ保健福祉省長官は称賛に値する。米国保健福祉省(HHS)は、「死亡ドナー規則」に違反したアメリカ内の病院を摘発。これらの病院では、完全に死亡していない可能性のあるドナーから臓器が摘出されていた。
東京の文京シビックホール展示室 2で、11月10日から3日間、生体臓器収奪の闇をポスターというアートで暴き出したポスター展が開催される。そこには全日本人が知るべき中国の臓器狩りの実態が表現されている
台湾衛生福利部苗栗病院精神科部長の黄千峯医師が横浜で講演し、アルコール依存対策と臓器移植倫理を語った。田野井市議は「事実に衝撃を受けた」と述べ、日台の医療協力に期待を示した。