5月25日、岸信夫防衛相(写真)は北朝鮮が午前5時59分ごろと6時42分ごろ、弾道ミサイルを西岸付近から東方向へ1発ずつ発射したと発表した。都内で2020年9月撮影(2022年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

北朝鮮の弾道ミサイル、EEZ外に落下 2発目は変則軌道=岸防衛相

[東京 25日 ロイター] – 岸信夫防衛相は25日、北朝鮮が午前5時59分ごろと6時42分ごろ、弾道ミサイルを西岸付近から東方向へ1発ずつ発射したと発表した。いずれも日本の排他的経済水域(EEZ)外に落下したと推定してるとした。

1発目は最高高度約550キロ、約300キロ飛行した。2発目は最高高度約50キロ、約750キロを変則軌道で飛行した。2発以外にも発射した可能性があり、分析中という。

岸防衛相は記者団に「日米、米韓首脳会談や日米豪印の首脳会合が開催された直後のこのようなミサイル発射は、明らかに挑発行動で断じて許されない」と語った。大使館ルートを通じて北朝鮮に抗議したことを明らかにした。

関連記事
昨今の日本の環境教育は、もはや教育の名に値しない「環境運動」と化している。エネルギー政策の専門家である杉山大志氏は、「今の環境教育は、ただCO2を減らせと子供たちに叫ぶだけの洗脳だ」と手厳しい評価を下した。
5月上旬に中国・福建省の共産党トップが沖縄訪問する。自由主義対共産主義の「新冷戦」が進むなか、沖縄をめぐる熾烈な争いが、水面下で進んでいる。
4月24日、米宇宙コマンド司令官スティーブン・ホワイティング大将が日本を訪れ、中国の宇宙軍事力の異常な増強に対して警告を発した。ホワイティング司令官は木原防衛相、統合幕僚監部議長、航空自衛隊長や航空宇宙事業本部長等の要人と対話し、宇宙領域における日米同盟のさらなる強化に向けた協力を確認した。
鬼木誠防衛副大臣は29日、フィリピンを訪問し、同国のテオドロ国防相と会談した。日本がフィリピンに供与する移動式警戒管制レーダー2基目の引き渡し式典にも出席した。東アジア地域における中国共産党の拡張に対して連携して抑止を図る。
内閣府への提出資料に中国国営企業のロゴが入っていた問題は、国会とネット世論をどよめかせた。「中国共産党の浸透だ」とする論調に対し、有識者はむしろ「『使える愚か者(Useful ideot)』が日本の政策決定に関わっていることこそ問題だ」と指摘する。