天安門事件33年、いまだ続く隠ぺいと封鎖 評論家「中共は恐怖を感じている」
今年の6月4日で、中国共産党が民主化運動を武力で鎮圧した天安門事件から33年が過ぎた。情報封鎖は中国本土から香港へと広がり、人権弾圧は悪化の一途をたどる。「中共に自浄作用はない」「中共に幻想を抱いてはいけない」。都内で行われた抗議集会では、中国共産党の解体を望む声が聞かれた。
集会にはニューヨーク在住の中国政治評論家・陳破空氏が参加した。中国国内の民主化運動に参加し投獄された経験を持つ陳氏は、天安門事件は「昨日のことのように感じる。思い返せば涙が流れ落ちる」と語った。
1989年6月4日。民主化を望む大学生と北京市民に対し、中国軍は発砲した。天安門広場に集まる一般人は銃撃され、戦車のキャタピラーにひき殺された。英外交機密文書によれば武力弾圧による犠牲者は少なくとも1万人とされるが、中国共産党の情報封鎖により正確な数はいまだに明らかになっていない。
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