神韻ミラノ公演に賛辞相次ぐ 日本出身のテノール歌手「一緒に歌いたい」

神韻芸術団は4日、「芸術の都」イタリアミラノのアルチンボルディ劇場で2公演を行い、地元の芸術家たちから熱烈な称賛を浴びた。

日本出身のテノール歌手、土生征弥(Masaya Habu)さんは、大紀元のインタビューで「神韻のテノール歌手の歌唱力は非常に高く、歌詞にも深く感銘を受けました」と評価していた。

2022年6月4日夜、ミラノのアルヘンボディ劇場で行われた神韻公演で、テノールの
土生征弥さん(右端)とその家族(Mailei / Epoch Times)

「いつか一緒に歌ってみたいです。神韻に入りたいのですが、応募できますか? 来年は神韻の舞台で歌いたいですし、中国語も勉強したいです」と熱望していた。

土生さんは、イタリア・オペラ最高峰の歌劇場「スカラ座」のテノールとして、数々の名作に出演している。

土生さんの義理の母で、地元で2つの合唱団の監督をしているマリネラ・ボッジア(Marinella Boggia)さんは、「オーケストラは東洋と西洋の楽器が見事に調和していて、とてもよかった」「ピアノ奏者も素晴らしかった。普段は歌手やソリストに目が行きがちで、ピアノが注目されることはほとんどないのですが、彼女は本当に、本当に、素晴らしかったです」と感心していた。

土生さんの妻は、最後の演目に感動を覚えたという。「神仏が危機に陥った人類に救いの手を差し伸べ、心が震えた。あの美しい光景に心が洗われた」と感慨深げに話した。

光とエネルギーに満ちた圧巻のパフォーマンス

ソプラノのルクレツィア・ドレイ(Lucrezia Drei)さんは、ピアニスト兼指揮者のマッシモ・フィオッキ・マラスピナ(Massimo Fiocchi Malaspina)さんとともに神韻公演を鑑賞した。

2022年6月4日夜、ミラノのアルヘンボディ劇場で行われた神韻公演で、ルクレツィア・ドレイさんとマッシモ・フィオッキ・マラスピーナさん(写真提供:NTDTV)

ドレイさんはスカラ座付属アカデミーの元ソリストであり、多くの国際オペラコンクールで優勝している。彼女は大紀元の取材に対し、「長い間、このショーを見るのを待ち望んでいた」と語った。

「いつものバレエやダンスとは違う、光とエネルギーに満ちた圧巻のパフォーマンスでした。うっとりしていました」と称賛した。

また、東西の楽器が融合した神韻オーケストラの演奏や、男性歌手の歌い方が新鮮で「全く新しいもので、とても美しい」と述べた。

オーケストラの指揮者マラスピナさんは、「(演奏の)技術的な完成度は信じられないほど高く、本当に驚くべきものでした!」と語った。オーケストラの生伴奏とステージ上のパフォーマンスとの連携が「完璧」だったと絶賛していた。

また、「この公演を通じて、中国共産党による歴史の歪曲を知り、もっと真実を知りたいと思うようになった」と述べた。

ドレイさんも、このような美しい文化が破壊されてしまったことを残念に思っている。「これは私たちが知らないことなので、この情報を広めることは良いことです。この消えゆく文明を世界中に知らしめるべきです」と付け加えた。

ニューヨークを拠点とする神韻(シェンユン、英語表記「Shen Yun」)芸術団は、数十年にわたる共産主義支配によって破壊された中国の伝統文化を復興することを使命とする、世界最高峰の中国古典舞踊と音楽の芸術団である。

演目には、オーケストラの生演奏を伴う中国古典舞踊と民族・民間舞踊、舞踊劇、さらには独唱と独奏が含まれる。「神韻」には「神々の舞の美しさ」という意味が込められている。

大紀元は神韻芸術団のスポンサーとして、2006年の神韻の創立以来、観客の反応を取材してきた。

(翻訳編集・王君宜)