欧州連合(​EU)本部前にて。2019年10月16日撮影(Photo by KENZO TRIBOUILLARD/AFP via Getty Images)

欧州議会、中国人権非難決議を採択「ジェノサイドの深刻な危険性あり」

欧州議会は9日、中国の新疆ウイグル自治区で行われているとされる人権侵害を「ジェノサイド(大量虐殺)の深刻な危険性がある」と非難する決議を採択した。中国共産党によるウイグル人への残虐行為は「人道に対する罪」に相当すると強い言葉で表現した。

決議は、中国のウイグル人コミュニティは「政治的教化や文化破壊、徹底された監視など、残忍な手段によって組織的に弾圧されてきた」と指摘。出産制限の措置やウイグル人の子どもを家族から引き離す行為は「ジェノサイドの深刻な危険性」を示していると述べた。

決議に拘束力はないが、中国共産党による弾圧行為を容認しない欧州議会の強い意思表示となる。米国国務省によると、200万人ものウイグル人らが中国西部にある収容所に拘束されている。米国は昨年、新疆ウイグル自治区での人権侵害を「ジェノサイド」と認定した。

▶ 続きを読む
関連記事
ロシア政府がワルダイ国際討論クラブで示した発言は、実際の戦況とは異なる。ロシア大統領府が構築しようとする筋書きは、戦場のデータ、ロシア側自身の行動、公の場での威嚇発言によって反証されつつある
ロシアのペスト研究所で、28歳女性職員が原因不明の肺炎で死亡。当局はペストを否定する一方、隔離を強化。トランプ第一次政権の元米高官は「ペストより恐ろしい可能性」と懸念
ロシア・イルクーツク抗ペスト研究所の28歳職員が「原因不明の肺炎」で死亡。約1か月前には、中露が黒竜江省で、国外からのペスト流入を想定した越境感染症の合同訓練を実施。同研究所の所長も参加していた
フランス全土で学生らの抗議デモが拡大。教育への不満を背景に始まった運動は、「反ファシズム」「パレスチナ解放」など政治的主張も前面に。急進左派の人物を「大統領に」と訴える声も上がっている
ドイツ連邦情報局(BND)の元長官が国家反逆やスパイ容疑で逮捕された。約2千点の機密文書が流出した疑いがあり、子供の誘拐事件の捜査をきっかけに発覚