新研究:「老化はなぜ急速に進むのか?」
それまで特に大きな病気もなく元気で過ごしてきた人が、80歳を超えたある時点で、急に体が弱くなることがあります。
ケンブリッジ大学の研究によると、多くの人が80歳を超えたある時点で、体内の血液細胞の構成が一気に変化することが分かりました。
このような血液の変化によって、急に体が弱くなる、血液がんや貧血のリスクが高まる、感染症に対する血液の抵抗力が低下するなどの症状が現れます。研究者は、「この時の皮膚から脳まで、体内の全ての器官で同様の変化が起きている」と考えています。
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多くの人は、老化は自然の現象であり、避けられないものであると考えています。
しかし、遺伝子学の研究者デビッド・シンクレア氏は、自身の20年以上にわたる研究に基づき
「ストレスが多い人は老化しやすい」ということは、残念ながら事実として認めなければなりません。この場合の老化は、外見と体の内面の二つの側面から説明する必要があります。
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マサチューセッツ工科大学(MIT)の新しい研究により、ダウン症の原因が、細胞の老化の原理と似ている可能性があることがわかりました。これは、ダウン症の治療に、全く新しい研究の道を開く可能性があります。
活性酸素とは、 「ほかの物質を酸化させる力が非常に強い酸素」 のことです。人々は日常生活の中で、呼吸することで酸素を体内に取り入れますが、そのうちの約2%が活性酸素であると言われています。