みかんの皮は、庭でさまざまな用途に使えます。写真は、皮をむいたみかんです。(shige hattori / PIXTA)

捨てるのはもったいない みかんの皮の意外な利用法

みかんを食べたら、あわてて皮を捨てないようにしましょう。鉢植えはもちろん、庭があれば、このゴミは大いに活用できます。

ウェブサイト「ライフハッカー」では、庭でのみかんの皮の素敵な使い方をご紹介しています。

苗の育成

花を植える場合は、みかんの皮をポット代わりにして苗を育てるとよいでしょう。

みかんは食べる前に半分に切って果肉を取り出し、皮の底に水抜き用の穴を開けておくとよいでしょう。

そして、皮の中に土と種を入れ、芽が出て発育するのを待ちます。苗がある程度大きくなったら、庭の土に植え替えることができます。

害虫忌避剤

みかんの皮に果肉がないことを確認したら、千切りにして庭に撒くと、みかんの匂いを嫌う多くの虫やネズミの忌避剤になります。

乾燥したみかんの皮は効果が薄れるので、乾燥してきたら必ず取り替えてください。

 

みかんの皮は庭の害虫駆除に使えます。(Shutterstock)

 

ナメクジをおびき寄せ、駆除する

庭のナメクジなどの害虫を駆除したい場合は、みかんの皮半分(上述の鉢のようなもの)を庭に置き、ナメクジを狩る餌にするとよいでしょう。

翌朝、みかんの皮の中にナメクジがいる可能性が高いです。このとき、みかんの皮ごとナメクジを取り除くことができます。

天然の害虫忌避剤を作る

ナメクジだけでなく、アブラムシ、アリ、コナジラミ、コバエなどの害虫も、庭によくやってくる不要な生物です。みかんの皮を天然の虫除けとして使えば、虫を寄せ付けません。

鍋にみかんの皮と水1カップを入れ、沸騰するまで10分ほど茹で、火を止めます。お湯が冷めたら、瓶に詰めます。3〜4日に一度、家庭や庭に散布するとよいでしょう。

植物の肥料として使用

みかんの皮を若木の育成や庭の害虫駆除に使うと、皮に含まれるリン、窒素、カリウムも植物の栄養になります。

(翻訳・井田千景)

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