6月14日 台湾外交部(外務省)は14日、台湾海峡は国際水域であり、米艦の通航を支持すると表明し、中国側の主張に反論した。写真は中国と台湾の国旗。4月28日に撮影。(2022年 ロイター/Dado Ruvic)

台湾が中国の主張に反論、「台湾海峡は国際水域」

[台北 14日 ロイター] – 台湾外交部(外務省)は14日、台湾海峡は国際水域であり、米艦の通航を支持すると表明し、中国側の主張に反論した。

中国外務省は前日、「(中国が)台湾海峡の主権、主権的権利、管轄権を持つ」と表明。「特定の国々が台湾に関連する問題をうまく利用し、中国の主権と安全を脅かす口実を見いだすために台湾海峡を『国際水域』と呼ぶのは誤った主張だ」とした。

これに対し、台湾外交部の歐江安報道官は中国側のこのようなコメントは「誤り」だと指摘。記者団に対し、「台湾海峡は国際水域であり、領海外の海域は国際法の『公海の自由』原則が適用される」と語った。

その上で、台湾海峡における無害通航を含む国際法を順守した外国船舶の行動を台湾は常に尊重してきたと説明。「米国の航行の自由が地域の平和と安定の促進に寄与していることをわれわれは理解し、支持する」と述べた。

関連記事
香港では「国家安全法」を導入したことで、国際金融センターとしての地位は急速に他の都市に取って代わられつつある。一方、1980年代に「アジアの金融センター」の名声を得た日本は、現在の状況を「アジアの金融センター」の地位を取り戻す好機と捉えている。
アメリカのマイク・ジョンソン下院議長が中国共産党首魁の習近平、ロシアのプーチン大統領、そしてイランを「悪の枢軸」と呼んだことに対し、在米中国共産党大使館の報道官はメディアの取材で不満を示した。
海運調査会社アルファライナーが発表した2023年の世界のコンテナ港湾取扱量ランキングによると、香港港はコンテナ […]
台湾花蓮で起きた大地震は世界中から注目されている。衛生福利部公設の財団法人赈灾基金会は、16日午後4時時点で寄 […]
多くの種類の蛍が各地に生息する台湾では、蛍の観賞のベストシーズンを迎えました。