6月22日、バイデン米大統領は、連邦ガソリン税の3カ月停止を議会に要請した。記録的な価格高騰に対処する。ワシントンのホワイトハウスで撮影(2022年 ロイター/Kevin Lamarque)

米大統領、連邦ガソリン税の3カ月停止を議会に要請

[ワシントン 22日 ロイター] – バイデン米大統領は22日、連邦ガソリン税の3カ月停止を議会に要請した。記録的な価格高騰に対処する。

バイデン氏は、この措置だけでは十分ではないと認めた上で、米国の家計は何らかの形で救済されるべきだとし、議会に行動を促した。

「ガソリン税の一時停止だけでは問題の解決にならないことは十分理解しているが、長期的に価格を下げる努力を続ける中で、わずかながら家計への当面の救済措置になるだろう」と述べた。

州政府に対しても、相対的に高い州の燃料税を一時的に停止するよう呼びかけた。

1ガロン当たり18.4セントの連邦ガソリン税と24.4セントのディーゼル燃料税の一時停止には議会の対応が必要となるが、民主、共和両党の議員らは反対する姿勢を示している。

ペロシ下院議長をはじめとする一部の民主党議員らは、この措置を講じても石油会社や小売業者が消費者にほとんど還元しない可能性を懸念している。

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