中国の戦略爆撃機「轟6K(H‐6K)」参考写真(台湾国防部)

台湾空軍が緊急発進、中国軍機が今週2度目の防空識別圏侵入

[台北 23日 ロイター] – 台湾は23日、中国軍機22機が台湾の防空識別圏に侵入したため、台湾空軍機が緊急発進(スクランブル)したと発表した。中国軍機の侵入は今週に入って2度目。中台間の緊張が高まっていることを示している。

台湾国防部(国防省)によると、今回侵入したのは戦闘機10機、戦闘爆撃機5機、爆撃機2機など。

中国軍機の侵入はここ2年ほどの間に頻繁に起きるようになっている。

台湾政府は、中国が台湾付近で軍事行動を繰り返すことについて、台湾軍機を度重なる緊急発進で消耗させるとともに、台湾の反応を試すことを目的とした「グレーゾーン」戦争だと批判している。

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