いくら寝てもズーンと残る疲労感 慢性疲労症候群に対抗する5つの方法(1)

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朝起きてからも、疲労感が残っていることはありませんか?慢性疲労は、多くの人にとって身近な存在になりつつあります。治療を受けるだけでなく、疲労に対抗する方法があります。

これらの症状は、慢性疲労症候群かもしれません

疲労は正常な生理反応であり、激しい運動やストレスで一時的に体が疲れても、適切な休息をとれば短時間で回復することができます。しかし、いくつかの状況においては、疲れやすくなる場合があります。

例えば、高血圧、高血中コレステロール血症、高血糖などの慢性疾患、慢性腎不全、心不全、肝硬変、肺閉塞、癌などです。

しかし、慢性疾患ではないものの、原因不明の疲労感があり、睡眠や休息をとっても解消されず、日常生活に支障をきたすほど深刻な患者もいます。

このような人は、不眠や目覚めの悪さなどの睡眠障害も抱えている可能性があります。また、集中力の欠如や短期的な記憶力の低下も見られます。人によっては、「頭がぼんやりする」と感じたり、立ちくらみが悪化したり、頭痛、筋肉痛、複数の関節痛を感じたりします。

これらの症状を持つ人は、慢性疲労症候群(CFS)である可能性が高いです。

 

慢性疲労の2大原因

CFSの原因は完全には解明されていませんが、生活習慣やウイルス感染などが関係している可能性があります。

生活習慣の要因としては、ストレス、仕事と休憩、食生活などが挙げられます。内湖斉洛統合医療クリニック院長の張世衡氏によると、ストレスはホルモンの変動やアンバランスを引き起こす可能性があるとのことです。特に、副腎皮質から分泌されるホルモンである、コルチゾールは、人を覚醒させ、深い眠りにつきにくくする性質があります。この物質の産生が不均衡になると、多くの身体システムと機能に悪影響が生じます。

現代人は夜更かしをしがちですが、寝る時間は夜の11時から12時、もしくはもっと早い時間帯がベストです。寝るべき時に寝ない人は、その後、同じく7〜8時間寝ても、10時半から11時の間に寝る人よりも、効率よく眠れません。また、睡眠時無呼吸症候群、レストレスレッグス症候群、不眠症などの睡眠障害に悩まされる方もいます。

また、栄養のバランスが崩れると、体の機能に不可欠な微量元素の欠乏が起こります。体の最小単位は細胞ですが、それぞれの細胞には「発電機」であるミトコンドリアがあり、これが円滑に機能するためには、十分なビタミンやミネラルを補う必要があります。

また、ウイルス感染が慢性疲労の原因になることがあります。ヒトヘルペスウイルス4型に感染した人の一部が慢性疲労を起こすことは、良く知られています。最近では、新型コロナウイルス感染者にも、罹患後症状と呼ばれる激しい疲労感が生じる可能性があることが判明しました。

慢性疲労症候群の原因には、生活習慣やウイルス感染などが関係している場合があります(Shutterstock)

(つづく)

(翻訳・香原 咲)
 

蘇冠米