26日、「21世紀米台貿易イニシアチブ」の第一回会議が行われた(米国通商代表部)

米台、新貿易枠組みに関する協議を開催 連携強化へ

米国と台湾は27日、双方の新たな貿易協議の枠組みとなる「21世紀の貿易に関する米国・台湾イニシアチブ」第1回協議を開催した。米国にとって台湾は第10位の輸出市場であり、半導体の重要な輸入先だ。このイニシアチブは、台湾を含まない22カ国からなるインド太平洋経済枠組み(IPEF)がバイデン大統領から公表された後に明かされた。

会議では、米国側はサラ・ビアンキ通商代表部(USTR)次席代表、台湾側は鄧振中行政院政務委員が代表を務めた。「このイニシアチブは市場機会を開き、イノベーションを促進し、労働者や企業に包括的な経済成長を生み出すだろう」とビアンキ氏は声明で述べた。

双方が今月1日に発表した同イニシアチブの概略によれば、貿易円滑化や規制慣行、農業、反腐敗、非市場的政策・慣行など11分野で交渉を進めるという。いっぽう、関税協議は含まれない。

▶ 続きを読む
関連記事
日本と台湾は最近、政治、経済・貿易、安全保障分野の交流を引き続き深化させ、協力の範囲を半導体、人工知能から無人機技術や供給網の構築へと広げている。
あの香港はどこへ消えたのか。老舗が閉店し、夜の街からにぎわいが消え、失業者は15万人超。現地住民が語る変わり果てた香港の姿。自由と繁栄を誇った街に、今何が起きているのか
習近平を笑いのネタにしたら、店に塗料と糞便。しかも、ここは中国ではなく台湾だ。台湾検察が指摘した中国の「越境弾圧」とは
台湾有事をめぐる米側の見方に変化。「2027年」が中国軍の能力整備の節目とされる一方、戦備に遅れ。2028年の台湾総統選を見極める可能性も指摘される。リスクはなお残る
中国で10月1日、国防動員法の改正法が施行された。民間資源の「徴収」を新設し、平時から戦時への迅速な転換を明文化。台湾で警戒感が広がる一方、国内統治や資源統合が主眼との見方も