安倍元首相を乗せた霊柩車(大紀元)

増上寺で安倍元首相の葬儀 弔問客が長蛇の列

参院選の応援演説中に銃撃され亡くなった安倍晋三元首相の葬儀が12日午後から、東京・港区の増上寺で営まれた。安倍元首相を弔うために多くの人々が集まり、献花台まで長蛇の列をなした。弔問のメッセージが世界中から届き、その数は1700に上った。

増上寺に設けられた献花場では、白いシャツとスラックスの姿で、腰に手をあてほほえむ安倍元首相の遺影が飾られた。蒸し暑い気温をものともせず、人々は黙々と手を合わせた。

安倍元首相を弔うために増上寺にやってきた人々は長い列を成した(盧勇/大紀元)

30代の台湾人男性は取材に対し「皆悲しんでいる。いまだに現実として受け入れられない」と目を潤わせた。安倍元首相が圧力に屈せず「台湾有事は日本有事」を打ち出したことは台湾の人々を感動させたとし、今後も日台関係はより強固なものになるだろうと述べた。

外務省によると、安倍元首相の死去を受けて、これまで259か国・地域・機関等から、計1700件以上の弔意メッセージが寄せられた。林外相は、多数の弔意メッセージが寄せられていることについて「改めて、安倍元総理が、外交において残された大きな足跡、これを改めて感じている」と述べた。

弔問客は長い列を成していた(盧勇/大紀元)

午後2時半頃、安倍元首相のひつぎを乗せた霊柩車は増上寺から出発した。沿道には多くの弔問客が集まり、最後のお見送りをした。

車列はその後、自民党本部や首相官邸、国会議事堂などを巡った。官邸では岸田首相はじめ、政府首脳が手を合わせた。

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