【神話伝説】龍女の伝説(上)
武俠(ぶきょう)小説の中で、龍女は仙女のように美しく、武術に長けた達人という設定です。中国の民間神話の中で、龍女は観音菩薩の侍者とされています。その他の神話や伝説の中では、龍女は天子を守護する役目を背負っています。また、困難に遭っている龍族を助けたら、感謝の報いを受けたなどという伝説もあります。
ある日、唐の第9代皇帝・玄宗(唐玄宗)は、洛陽の宮殿で昼寝をしている時、仙女のように非常に美しい女性を夢で見ました。その女性は自分が昼寝をしているベッドの前に跪いていました。唐玄宗は宮中でこの女性を見たことがなかったので、驚いて「何者だ?」と聞きました。
すると、女性は「わたくしは凌波池の中の龍女。普段は王宮を守り、天子を護衛します。龍族の名を上げたく、楽曲に詳しい陛下から1曲賜れれば幸いでございます」と頭を下げました。
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