2016年2月13日、ワシントンの連邦最高裁判所と米国国旗 (Drew Angerer/Getty Images)

大手ハイテク企業ら、「大学入試における人種条件の優遇維持を」米連邦地裁に要請

8月1日、多くの米国企業が最高裁に準備書面を提出し、大学が入試選考に人種条件の優遇措置を維持することを認めるよう要請した。10月に始まる新学期には、こうした人種差別的な政策に対する異議申し立てが法廷によって審理される予定だ。

「いわゆるアファーマティブ・アクション(差別されたグループに対する特別優遇措置、差別是正対策)は白人の志願者を傷つけるだけでなく、『反アジア人ペナルティ』としても機能している」と申し立て側は主張する。アジア系米国人の志願者は、一般に学業成績も課外活動での成績も高い。

現在、最高裁判所判事9人は6人が保守派だ。法廷は、6月に環境規制権を抑制し、49年前に中絶の憲法上の権利を認めたのは誤りであると宣言、さらに自衛のために公共の場で銃器を携帯する憲法上の権利があると宣言して新境地を開拓した。人種に基づく大学入試を抑制しようという意図がなければ、10月の審理には同意しないだろうと推測する法律家もいる。

▶ 続きを読む
関連記事
トランプ大統領が米移民・税関執行局(ICE)の名称を「NICE」に変更する考えを表明。X上で実施した世論調査では、53万票超のうち62.4%が「NICE」を支持している
シカゴにオバマ大統領センターが開所し、歴代元大統領や各界の要人が集結した。オバマ氏は自らの記念碑ではなく、民主主義を支える「普通の市民」と未来へ向けた「希望」の象徴としての意義を強調した
米・メキシコ国境へ殺到する兵役年齢の中国人たち。ノーム前米国土安全保障省長官は、中国人不法移民の米国境移動を組織的に支援するネットワークの存在に警鐘を鳴らした
ホワイトハウスを狙った大規模テロ計画をFBIが阻止。容疑者23人の関与が浮上し、バンス副大統領は「背後に黒幕がいる」との見方を示している。米当局は組織的な支援ネットワークの解明を進めている
W杯を前に再燃する「なぜ米国ではサッカーと呼ぶのか」という疑問。語源は英国の大学文化にあり、NFLとの共存が現在の呼称定着に影響。トランプ氏の発言も議論を後押ししている