9月29日には「日中国交正常化50周年」の記念式典が、東京オペラシティで開催されるという。一体どのような式典になるのか。(shutterstock)

「中共に歓迎されるリスク」日中国交正常化50周年に際して

1972年9月29日、日中国交正常化の起点となる日中共同声明が北京で調印された。

その調印式に先立つ25日の食事会で、中国の周恩来首相が自ら箸をとり、日本の田中角栄首相へ卓上の料理を取り分けている有名な写真がある。田中首相は、左手を拝むように挙げ、周氏の親切に謝意を示している。

そのほほえましい光景のように、その後の日中間の万事が済んだなら、あるいは良かったのかも知れない。もちろん現実の歴史は、そうはいかなかった。50年後の2022年まで刻んだ日中関係史は、特にその後半において、大変な波浪をきたすことになる。

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