米検察当局は10月19日、米製造会社から購入した軍装備品をロシアの買い手に出荷したとして、制裁逃れなどの疑いでロシア国籍の5人を訴追した。写真は破壊されたロシア軍の車両。ウクライナ東部ハリコフで9月13日撮影(2022年 ロイター/Gleb Garanich)

米検察、ロシア人5人訴追 軍装備品やベネズエラ産石油を出荷

[ニューヨーク/ワシントン 19日 ロイター] – 米検察当局は19日、米製造会社から購入した軍装備品をロシアの買い手に出荷したとして、制裁逃れなどの疑いでロシア国籍の5人を訴追した。

半導体、レーダー、人工衛星などの電子部品で、一部はウクライナで押収されたロシアの兵器プラットフォームに搭載されていることが判明している。

ドイツ企業を利用してこれらの軍事技術のほか、ベネズエラの石油も出荷していたという。

ニューヨーク・ブルックリンの連邦検察当局トップは声明で「ロシアのウクライナでの残虐な戦争をあおり、制裁を逃れ、国境を越えたマネーロンダリング(資金洗浄)という影の経済を永続させる者を引き続き捜査し、訴追していく」と述べた。

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