中国感染急拡大、共産党幹部ら相次ぎ死亡 「上位1%」の高官も無力感
中共ウイルス(新型コロナ)の感染拡大の勢いは「特権階級」である共産党幹部にも及んでいる。アウトブレイクが発生した北京市内では院内感染も発生し、中国軍御用達の「301病院」では受診者数が平時の10倍を記録した。
米ラジオ・フリー・アジア(RFA)は中国の治安・司法機関の高官に取材した。報道によれば、高官の親族は病院で療養中に感染し、北京のいくつかの高級病院に転院したものの、亡くなった。医師は死亡診断書に「尿道感染症」が原因だと記入したという。
高官によると、北京市の人民解放軍総医院(301病院)の会議記録では、発熱外来の受診者数は平時の10倍とされた。高齢者の重症率は10%を超え、危篤率は約10%、超過死亡率は約5%。新型コロナの感染が主要な原因だという。
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