台湾台北で2018年11月、選挙活動のなかにいる少女(CHRIS STOWERS/AFP/Getty Images)

浸透工作、認知戦、暴力団…中国共産党による今年の台湾工作とは

中国の習近平国家主席は今月20日、北京の人民大会堂で開かれた2023年の「春節団拝会」(旧正月の合同祝賀会)で演説した。習氏の発言から対台湾工作を読み取れば、今年も台湾を国際社会から孤立させ、「統一戦線工作」によってその協力者を増やすことを目論んでいることがわかる。

中国は目下、多国に同時に対抗する能力はまだ持ち合わせていない。昨年の台湾の地方選挙では世論戦などを通じて、民進党の敗北を実現させるなど、一定の影響をもたらした。今年も引き続き「統一戦線工作」と「軍事的な脅迫」は、中国の重要な対台湾工作の主軸となることが予想される。

台湾では2024年、4年に1度の総統選が行われるため、今年は各党の候補者決定から選挙戦に至る「政治の年」となる。内部で激しい交戦が繰り広げられるいっぽうで、中国共産党は台湾内部への浸透や干渉、破壊を行うチャンスを虎視眈々と狙っている。

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