1月26日、国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長は、ロシア軍の支配下にあるウクライナ南部のザポロジエ原子力発電所周辺で大きな爆発があったとし、原発周辺に安全地帯を設置すべきだとの考えを再度示した。2022年11月撮影(2023年 ロイター/Alexander Ermochenko)

ザポロジエ原発周辺で爆発音、安全地帯設置を=IAEA

[26日 ロイター] – 国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長は26日、ロシア軍の支配下にあるウクライナ南部のザポロジエ原子力発電所周辺で大きな爆発があったとし、原発周辺に安全地帯を設置すべきだとの考えを再度示した。

原発付近で定期的に爆発が報告されているとし「きのうは現地時間の午前10時頃に8回の大きな爆発音が聞こえ、発電所のオフィスの窓が振動した。今日も多くの爆発音が聞こえた」と述べた。

一方、ザポロジエ原発を現在管理するロシア国営の原子力企業「ロスエネルゴアトム」の顧問はタス通信に対して、グロッシ氏の発言は根拠がないと指摘。「挑発としか言いようがない。そうした情報を提供する前に、情報がうわさに基づいていないかどうかを確認する必要がある」と述べた。

グロッシ氏は、原発周辺に安全地帯を設置する構想について今週欧州連合(EU)と協議したと明らかにし、ロシア政府との協議も予定していると説明した。

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