2月2日、ウクライナ当局は軍高官に関する2件の汚職疑惑について捜査していると、明らかにした。写真はウクライナの旗。キプロスのニコシアで昨年3月撮影(2023年 ロイター/Yiannis Kourtoglou )

ウクライナ当局、軍高官を汚職の疑いで捜査 対策強化の一環

[キーウ 2日 ロイター] – ウクライナ当局は軍高官に関する2件の汚職疑惑について捜査していると2日、明らかにした。欧州連合(EU)との首脳会談が首都キーウ(キエフ)で3日に開かれるのを前に、EU加盟の前提条件である汚職対策を強化してアピールする狙いがあるとみられる。

ウクライナ国家捜査局(SBI)によると、1件目は国防省の元次官に対する捜査で、高値で食料を買い付けたり、軍の調達で低品質の装備を購入する不正に関与した疑いがもたれており、裁判所が拘束を命じたという。

国防省のシャポワロフ次官は先月、食料品を高額で購入していたとの報道を受けて辞表を提出している。

SBIは名前を公表していない。2カ月間拘束される見通しで、約1100万ドルを支払えば保釈が認められるとした。

ウクライナ保安局(SBU)は一方、東部スムイの行政を担う軍関係者2人を、インフラ再建のための資金を横領した罪で訴追したと発表した。

関連記事
5月6日、米国ホワイトハウスは、ロシアによる法輪功学習者の逮捕に対して、再び声を上げ、中共とロシアの関係の強化に懸念を表明した。 中国での法輪功学習者に対する迫害は、生きたままの臓器収奪を含めてすでに有名だが、先週、ロシア警察が突然4名の法輪功学習者を逮捕し、その中の46歳のナタリア・ミネンコワさんが2ヶ月間の拘留を受けたことが判明した。
5月2日に開催された、米連邦議会上院軍事委員会の公聴会では、「世界の脅威」について議論され、ヘインズ総監は中共とロシアの秘密協力が政治、経済、軍事、技術の各分野に及び、特に台湾問題にも大きな影響を与えていると述べ。
ロシア当局は中国共産党と歩みを揃え、自国内で信仰への弾圧を強めている。モスクワ市トゥシンスキー地区裁判所は4日、法輪功学習者であるナタリヤ・ミネンコワ氏(46)について、2カ月間の拘留を命じた。
5月3日早朝、ロシア警察による法輪功学習者の家宅捜索が5件あった。「望ましくない組織」のために活動した疑惑で、4名が拘束された。ロシアの主要メディアが報じたが、法輪功に関して、中国共産党による誤った情報をそのまま流している。
4月23日、チェコ下院議会で法輪功迫害に関する公聴会が開かれた。プラツニク保健副外相は「法輪功学習者に対する臓器収奪は我が国だけでなく、世界中の議会で非難されている。到底容認できない行為だ」と強く述べた。