馴れ馴れしくしないで!距離感が近すぎる人の4つの特徴(3)

(続き)

人との距離が遠い人は苦労が多い

ここまで、距離が近すぎる人の特徴について説明してきました。 しかし、このようなタイプの人は、悪い人ばかりではありません。 近すぎる人は、お互いに親密な交流を苦痛に感じないことが多いのです。 しかし、問題はこのタイプの人は誰に対しても距離が近いため、距離感がある人にとっては疲れることがあります。

つまり、このタイプの人が親しげに近づいてきても、なかなか逃げられないので、少し不利なのです。 この問題は、人間という種に備わった本能的な「遺伝子プログラム」によるものと思われます。

例えば、誰かがあなたに握手をしようとしたとき、あなたは無意識に手を伸ばして握り返していませんか? 誰かが笑顔で挨拶してくれたら、それに応じて微笑むのではありませんか?これは、私たち双方に当てはまるルールです。

誰かが笑顔で近づいてきたら、警戒して見て見ぬふりをしろというのは酷な話ではないでしょうか? 街で声をかけてきた人にセールスを強要されるのが心配で、見て見ぬふりをして立ち去る人は多いでしょう。 しかし、相手を見て、笑顔を向けられたとき、思わず笑顔を返してしまいませんか?それは、人間の本能だと言われています。

ほどよい距離感は必ずある

はっきり言って、人との距離が遠い人は、人と接することが疲れる雑用だと思っているかもしれません。そんな距離感のある人を相手にしていたら、疲れないのだろうか?と思うかもしれませんが、距離感がある人は、一見すると無関心で個性が無い印象を与えがちで、「うわ……こんな人とは仲良くなれない」と思ってしまうことが多いのです。

このタイプは一度仲良くなると、適度な距離感を保つことができ、疲れることがないのです。 また、困ったときには手を貸してくれて、その後はそっと離れてくれる適任者です。あなたの周りにもそんな人がいるのではないでしょうか? そう、あなたの旧友です。

つまり、あなたと最も対人距離の近い人たちです。

でも、この人たちを見ると、ちょっと面白みに欠けるような気がしませんか?  人は欲張りなもので、これは距離感にも言えることです。 遠すぎるとつまらないし、近すぎると疲れるのです。

だから、少し離れたところにいる人こそ、あなたの最高の友だちなのです。

(完)
 

中川晶