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中国、TikTokで米ユーザーデータ管理のおそれ=米FBI長官

[ワシントン 8日 ロイター] – 米連邦捜査局(FBI)のレイ長官は8日、中国政府は中国系動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」を利用して数百万人に上る米国ユーザーのデータを管理する可能性があると述べた。

レイ長官は、米国の安全保障に対する世界的な脅威に関する上院情報委員会の公聴会で中国政府がTikTokを通じ数百万台のデバイスのソフトウェアを制御し、台湾やその他の問題を巡り、米国の分断化を図る情報を推進する可能性もあると語った。

その上で「最終的に中国政府のコントロール下にあるツールで、国家安全保障上の懸念を明示しているように思える」とした。

公聴会に同席した他の米情報機関トップも、TikTokが米国家安全保障に対する脅威になり得るという見解に同意した。

米ホワイトハウスは7日、TikTokなどの外国技術を禁止する上院議員団の提出法案を支持すると表明している。

米国家安全保障局(NSA)のナカソネ局長は7日行われた上院軍事委員会での証言で、TikTokのデータ収集や、広範な影響力を及ぼす活動を促す可能性に懸念を示した。

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