地球規模の環境災害に突入は本当だったのか?検証してみた
「世界は地球規模の環境災害に突入しており、人類に残された時間は数年しかない」。近年の気候関連の報告書や報道にはこうした鬼気迫る言葉が並ぶ。
これまでも、いわゆる「環境専門家」が何十年にもわたり未来に起こるべき壊滅について語ってきた。なかには「食糧危機に陥り飢餓があと10年で起きる」「人口を削減するために飲料水に殺菌剤を添加すべき」といったものまであった。それらの予言の多くは、気候の激変がすぐそこまで来ているように思わせておきながら、時期が迫るとたちまち外れていった。
環境保護主義者のビョルン・ロンボルグ氏は、著書「False Alarm: How Climate Change Panic Costs Us Trillions, Hurts the Poor, and Fails to Fix the Planet(偽りの警告:気候変動パニックがいかにして私たちに何兆ドルも要求し、貧しい人々を傷つけ、地球の修復に失敗してきたか)」の中で、そうした失敗した予測事例をまとめている。
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