ドイツ政府は、港湾物流大手HHLAが国内最大のハンブルク港に保有するターミナルの権益を中国海運大手の中国遠洋運輸(COSCO)が取得するのを認めた昨年の決定を再検討している。写真はハンブルク港で2022年10月撮影(2023年 ロイター/Fabian Bimmer)

中国企業のハンブルク港湾権益取得、独政府が昨年の承認を再検討

[ベルリン 12日 ロイター] – ドイツ政府は、港湾物流大手HHLAが国内最大のハンブルク港に保有するターミナルの権益を中国海運大手の中国遠洋運輸(COSCO)が取得するのを認めた昨年の決定を再検討している。ドイツ経済省の報道官が12日に明らかにした。

ドイツ内閣は昨年、HHLAがハンブルク港に保有する3つのターミナルのうちの1つであるトレロート・ターミナルの権益24.9%をCOSCOが取得することを承認した。

だが今年、このターミナルが重要インフラに分類され、ドイツ経済への中国投資のリスクを巡る政治的対立が再燃する恐れが出てきた。

経済省報道官は、COSCOの出資を認めるどうか、どのような条件で認めるかは検討中だと述べた。

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