習氏の健康問題は中国共産党体制における注目すべき不安定要因であり、70歳を過ぎた男性とは思えないほど深刻な健康問題を抱えているなどの噂がたびたびささやかれてきた(GREG BAKER/AFP via Getty Images)

マルクス、毛沢東、鄧小平も消える…習近平以外のイデオロギー、政府規則から削除

中国では今般、政府規則が改定された。これによって国務院(内閣に相当)は、主要な決定をすべて共産党指導部に説明し、チェックを受けることとなった。

任期制限が撤廃され、3期目に突入した習近平主席は広範な制度改革を実行している。この規則改定もその一環であり、行政権を大臣や行政官にではなく、共産党のワーキンググループに集中させるものだ。

そして3月18日付で公式サイトに掲載された「国務院の作業手順」からは、マルクス主義やレーニン主義、毛沢東の思想、鄧小平の思想、江沢民元国家主席と胡錦濤元国家主席のイデオロギーへの言及がすべて削除された。

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