中国の新疆や四川では震源の浅い地震が立て続けに発生し、住民はSNSで不安を訴えた。資料写真 (Photo by DANIEL MIHAILESCU/AFP via Getty Images)

中国新疆・四川で立て続けに地震 震源8〜21kmと浅く

中国新疆ウイグル自治区で24日午前までに震度3以上の地震を4回記録し、多くの現地住民はSNS上で不安を訴えた。西部では震源の浅い地震が続いており、22日から複数の地域で揺れが発生している。

中国地震台網によると現地時間24日午前3時21分、アクス地区沙雅県(北緯40.83 度、東経82.60度)で地震が発生、震源の深さは21km、地震の規模を示すマグニチュードは3.2だった。

23日午後11時18分にも地震が発生し、震源の深さは18km、マグニチュードは3.4を記録した。同日午後10時42分にも同地区拝城県(北緯41.78度、東経82.18度)で地震が発生。震源は13km、マグニチュードは4.3だった。

このほか同日午後20時9分にも和田地区皮山県(北緯37.50度、東経78.31度)で震源の深さ10km、マグニチュード3.0の地震を記録している。

中国のSNS上では、ネットユーザーが地震について不安を訴えるコメントが見られた。

「クチャで揺れを感じた。明かりゆらゆらと動いていた」「強い揺れを複数回感じた」「輪台県で地震を感じた。家の隣を重いトレーラーが通過したと思った」などと書き込んだ。投稿した。中には「新和は揺れが強く、びっくりして泣いてしまった」との投稿もあった。

あるユーザーは「今年に入ってからなぜこれほど地震が多いのか」と問いを投げかけた。

前日の22日にも多くの地域で地震が発生した。その一覧は下の通り。

午前12時19分

四川省宜賓市長寧県(北緯28.38度、東経104.83度)

震源の深さ8km

マグニチュード3.0

午後4時23分

四川省宜賓市興文県(北緯28.27度、東経104.91度)

震源の深さは8km

マグニチュード3.0

午後6時49分

四川省宜賓市珙県(北緯28.37度、東経104.83度)

震源の深さは8km

マグニチュード3.2

午後7時18分

四川省宜賓市珙県(北緯28.38度、東経104.82度)

震源の深さは8km

マグニチュード3.3

午後8時54分

新疆クズルス州アクチ県(北緯40.91度、東経78.11度)

震源の深さ10km

マグニチュード3.1

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