2023年4月6日、ジュネーブで行われた世界保健機関(WHO)75周年記念の記者会見にて、テドロス・アダノム事務局長(Photo by FABRICE COFFRINI/AFP via Getty Images)

WHOが秘密裏に進める権限拡大計画に、共和党議員らが反発

今月17日、下院共和党議員らが、バイデン政権が交渉を進める「パンデミック条約」を非難し、新型コロナパンデミック期間中に米国民を失望させたWHOに権力が一元化されると指摘した。

直後の19日、世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム事務局長は、加盟国に対して報告を発表した。

「感染症の再流行がますます加速している今日、『健康上の緊急事態』に関するWHOの役割は、パンデミックだけではなく、飢餓や貧困、生態系の悪化、気候変動、社会経済的な不平等にまで広げる必要がある」とした。

▶ 続きを読む
関連記事
トランプ政権は「容赦なき正義作戦」を開始し、前政権下で所在不明となった不法移民児童約13万人の所在を確認した。性的捕食者の逮捕や被害児童の救出を加速し、児童搾取の撲滅に挑む
人種間の公平性を重視し、停学処分を避けて対話を促す「修復的司法」。しかし米国の学校現場では、処罰の欠如がいじめや暴力の温床となり、秩序が崩壊している。トランプ政権が是正に動く、規律政策の光と影を追う
米政府責任説明局(GAO)の報告書により、バイデン政権下の「特例入国許可(パロール)」制度で数千件の不正が判明。審査の甘さが露呈した。トランプ政権は取り締まりを強化中
トランプ大統領は、高度人材向けの新ビザ「ゴールドカード」の売上が約2,000億円に達したと発表した。100万ドルで居住権を販売し、収益を国家債務返済に充てる。高学歴層の確保と不法移民抑制を狙う
米沿岸警備隊は、ベネズエラから出港した石油タンカーを拿捕した。トランプ大統領による同国への「完全封鎖」宣言後、2隻目の押収となる