22年出生数の80万人割れ、日本の「静かな有事」=官房長官
[東京 2日 ロイター] – 松野博一官房長官は2日午後の会見で、2022年の日本の出生数が初めて80万人を割り込んだことに関連し、少子化の進行は危機的な状況であり「静かな有事」と認識すべきとの見解を示した。その上で今後3年間を子ども子育て支援の加速に取り組む集中取り組み期間としていると述べた。
厚生労働省が2日に発表した人口動態統計によると、2022年の日本の出生数は77万0747人と1899年の統計開始以来、初めて80万人を割り込んだ。また、合計特殊出生率は1.26と2005年と並んで過去最低を記録した。
松野官房長官は「出生数が5年間で20万人近く減少した」と指摘。子ども子育て政策は「わが国の社会機能の維持にもかかわる、待ったなしの先送りできない課題である」と説明した。
関連記事
カナダ映画『超限戦』を10月、東京とさいたまで上映。パンデミック下で拘束されたウイルス学者を描き、科学と権力、情報統制をめぐる問いを投げかける
日本の柔道女子選手、前田凛は10月1日、女子70キロ級で金メダルを獲得した。準々決勝で中国の唐婧と対戦した際、相手に20秒以上にわたり腕をかまれ、この思わぬ出来事が日中で大きな話題となっている
木原稔官房長10月2日記者会見において、北海道共同募金会が運営する「赤い羽根共同募金」をめぐり、寄付金約2億5千万円の使途が不明となっている問題を取り上げ、「大変遺憾である」との認識を示した
食卓を支える農村が消える?2050年、全国の4分の1の集落が機能停止の危機に直面。食料・安全保障危機を未然に防ぐため、守るべき農地の「線引き」や広域連携、「農村の終活」という新たな選択肢に迫る
聖書の「バベルの塔」の物語を手がかりに、AI開発競争を考察。技術や資本の集中、共通基盤への依存、競争から取り残されることへの懸念など、現代のAI開発と物語に共通する構図を探る