APS・爆発反応装甲は機能せず複合装甲は貫通されている。本家本元のロシア製戦車を見た人民解放軍はどうなるのか?中国でライセンス生産している兵器は使えないし、人民解放軍向けに改造しても根本的な問題点は解決できていない(Photo by Tomohiro Ohsumi/Getty Images)

戦争に備える中国と戦争に備えない日本

世界情勢はウクライナでロシアと欧米が対立しアジアでは中国とアメリカが対立している。さらにウクライナとロシアの戦争はドローンと極超音速ミサイルの性能評価が行われる実験場になっていた。ウクライナの戦場は新旧の兵器が使われるだけではなく、戦い方も第一次世界大戦から現代戦まで幅広く採用されている。

ウクライナは新兵器の実験場となり、次の戦争を想定している国には有益な戦争になった。実際に習近平には人民解放軍に不足したものを感じたと思われる。そこで習近平は国家の安全保障を担当する者たちを集めて「最悪のシナリオ」を想定して備えるように呼びかけた。

 

▶ 続きを読む
関連記事
中共が加える力が大きくなるほど、日本で生じる反作用も大きくなる。これまでのところ、中共は望みを実現できていないばかりか、逆に少なくとも6つの悪影響をもたらした
外交では、握手と署名が「決着」を意味するとは限らない。同じ合意を、一方は和平と見なし、他方は次の一手のための時間と見ることがある。トランプと習近平は、本当に「同じ取引」をしているのか
米中首脳会談は中国優勢との見方を覆し、米国の圧倒的勝利と分析。OpenAIの暴走騒動や米中AI開発競争の激化、米「AI軍」創設宣言が力関係を一変させ、中国を交渉の場へ追い込んだ舞台裏に迫る
中国共産党では第21回党大会に向けた人事が動き始めている。高級幹部の高齢化と世代の断層を背景に、1970年代生まれの幹部が中央委員会にどこまで進出するのか。習近平体制の人事と有力候補を分析
聖書の「バベルの塔」の物語を手がかりに、AI開発競争を考察。技術や資本の集中、共通基盤への依存、競争から取り残されることへの懸念など、現代のAI開発と物語に共通する構図を探る