香港の終審法院に出廷した黎智英(ジミー・ライ)氏。2021年2月9日撮影(Photo by Anthony Kwan/Getty Images)

欧州議会、蘋果日報の創業者ジミー・ライ氏の釈放求める決議を採択

欧州連合(EU)欧州議会は15日、香港紙・蘋果日報の創業者である黎智英(ジミー・ライ)氏の釈放と香港国家安全維持法(国安法)の廃止を求める決議を採択した。

決議案は賛成483票、反対9票、棄権42票と、幅広い支持を得た。

欧州議会は、「黎智英氏をはじめ、表現の自由と基本的人権を行使してきた民主活動家を即時かつ無条件で釈放し、判決を撤回する」よう香港政府に求めた。

また「すべてのジャーナリストの活動を阻害することをやめる」よう要請した。

香港の警察当局は2020年、黎智英氏を国安法違反の容疑で逮捕した。9月に開始する裁判では、扇動罪と外国工作員との共謀罪などで終身刑に処される可能性がある。

黎智英氏の弁護士カオイルフィオン・ギャラガー氏は声明で「彼は民主主義の価値を守るために立ち上がり、国際的に保護された権利を行使したために獄中で死ぬという恐ろしい結末に直面している」「香港は手遅れになる前に行動を起こすべきだ」と述べた。

息子のセバスチャン・ライ氏も「欧州議会は香港が隠したがっている暗い闇に光を当てた」と語った。

香港では香港国家安全維持法が施行されて以降、民主派への締め付けが一気に強まった。天安門事件の真相究明などを訴えてきた何俊仁氏などが投獄された。

香港における言論の自由も消滅しつつある。昨年、国際ジャーナリスト組織「国境なき記者団」が発表した世界の報道の自由度ランキングで、中国がメディアへの統制を強化する香港は148位と21年の80位から急落した。

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