6月27日、岸田文雄首相(写真)は自民党役員会で、7月11日から14日までの日程で欧州を訪問し北大西洋条約機構(NATO)首脳会合および日本・欧州連合(EU)定期首脳協議に出席し、16日から19日はサウジアラビアなど中東3か国を訪問するとの予定を公表した。写真は21日都内での代表撮影(2023年/ロイター)

岸田首相が7月11日から欧州、16日から中東訪問=自民幹事長

[東京 27日 ロイター] – 岸田文雄首相は27日の自民党役員会で、7月11日から14日までの日程で欧州を訪問し北大西洋条約機構(NATO)首脳会合および日本・欧州連合(EU)定期首脳協議に出席し、16日から19日はサウジアラビアなど中東3か国を訪問するとの予定を公表した。役員会終了後に茂木敏充幹事長が会見で明らかにした。

茂木幹事長によると、岸田首相は中東訪問の意義について、資源外交に加え、複雑化する国際情勢のなかで日本の貢献を強化し、中東でのカーボンニュートラル(温暖化ガス削減)の取り組みに日本の技術やシステムで協力すべく、経済界ミッションにも同行してもらうと述べた。

(竹本能文)

関連記事
垂秀夫前駐中国大使は9日、長年に渡って日台間の友好関係を推進してきた実績から、台湾の蔡英文総統より勲章を授与された。垂氏は自身と台湾との深い縁に言及し、今後も日台関係の強化に尽力していく考えを示した。
中華民国の新政権就任式に向け、台湾日本関係協会の陳志任副秘書長は7日、外交部の定例記者会見で、20日に行われる頼清徳次期総統の就任式に、現時点では各党・会派から37名の日本国会議員が37人が出席する予定だと発表した。過去最多の人数について「日本側は新政権をとても重視している」と歓迎の意を示した。
中国共産党の統治に反感を抱く中国人が続々と東京に集っている。識者らは、辛亥革命時に日本人が孫文らを支援した歴史を想起し、「義を見てせざるは勇なきなり」の精神で中国人と付き合うべきだと指摘した。
亜細亜大学の范雲濤教授(61歳)=中国籍=が昨年2月に中国へ一時帰国した後、行方不明になっている。政府に対してもっと積極的な対応を求める声が高まってる。松原仁氏は24日の衆院外務委員会で、上川陽子外相に対し、范雲濤教授の失踪について外務省の対応を問いただした。上川外相は、3度質問したにもかかわらず、ノーコメントで答えることを繰り返し、中国に対し口をつぐむ、具体的な対応は公表していなかった。
中華民国の次期総統、頼清徳氏は、4月30日台湾を訪問した自由民主党の鈴木貴子青年局長一行との会談した。総統府によると、頼氏は、5月20日に総統に就任した後も、「各方面での協力関係をさらに強化することを期待している」と述べのに対し、鈴木貴子衆院議員は日台関係は今後、「必ずさらに強固になるだろう」と応じた。