防衛装備品の輸出ルールを定めた「防衛装備移転三原則」の要件緩和に向けた自民、公明両党の与党協議が28日開かれ、意見集約に向けた論点整理を行った。写真は2022年6月、都内で撮影した日本の国旗(2023年 ロイター/Issei Kato)

自公防衛装備品協議、30日にも論点整理取りまとめ

[東京 28日 ロイター] – 防衛装備品の輸出ルールを定めた「防衛装備移転三原則」の要件緩和に向けた自民、公明両党の与党協議が28日開かれ、意見集約に向けた論点整理を行った。30日にも取りまとめたい意向で、自公は論点整理を踏まえた上で今後も議論を継続し、岸田文雄首相への提言をまとめる段取り。ただ、具体的なスケジュールは未定という。

自民党の熊田裕通氏と公明党の浜地雅一氏によると、主な論点は、1)三原則の前文や後文の書きぶり、2)現行制度が輸出を認める5分野からの対象範囲拡大の是非、3)国際共同開発する装備品の第三国輸出解禁の是非、4)防衛装備移転における部品技術、4)弾薬などその他。

国際共同開発する装備品については、日本が英国、イタリアと共同開発する次期戦闘機が念頭にある。

▶ 続きを読む
関連記事
小泉防衛大臣はミュンヘン安全保障会議に出席し、欧州とインド太平洋の安全保障の一体性を強調。日英伊次期戦闘機共同開発(GCAP)契約が最終調整段階にあるとし、NATOやIP4との連携強化でも一致した
衆院選で大勝した高市早苗首相のリーダーシップと、対中抑止戦略を分析。安倍路線を継承する防衛費増額や日米同盟強化が、台湾有事への備えとインド太平洋の安定にどう寄与するか、台湾の専門家視点から詳述
日本が深海6千mでレアアース採取に成功。世界を驚かせたこの快挙は、中国の「資源兵器化」を無力化し、日本の「資源貧国」脱却を予感させる。独占体制の終焉と、新たな国際秩序へのカウントダウンを読み解く
松本文科相は1日、探査船「ちきゅう」が水深6千mからのレアアース泥揚泥に成功したと発表。戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)による国産資源開発の成果であり、経済安全保障への貢献が期待される
高市首相はテレビ番組で「台湾有事」発言の真意を説明した。日本が主体的に開戦することはないとしつつ、事態発生時に米軍を見捨てれば日米同盟が崩壊すると警告。安保法制の枠内での対応を強調し、中国の批判に反論した