夏に手足が冷える?? 漢方医が教える対処法(上)
外来では、多くの女性患者が「なぜいつも手足が冷たくて口が渇くのですか? 上半身が熱くて下半身が冷たいのですか? 内側が熱くて外側が冷たいのですか?」と尋ねるのをよく聞きます。体温を一定に保つために、身体は血液循環、内分泌系、自律神経系、代謝調節を通して外的変化に適応しています。これらはすべて体が自主的に寒さに抵抗する方法です。
環境の変化に応じて体温を調節することができると言われていますが、真冬に手足が冷たいのは多くの人にとって共通の悩みです。人間の体は「熱」よりも「冷え」の受容体が多いため、皮膚は冷たさに非常に敏感で、外気温が下がると血流量が減少し、血液の流れが悪くなります。
末梢血行障害のある人は血流が低下すると、手足の冷えを引き起こします。風邪などの病気が流行すると、このような状態になることがよくあります。また、心臓病、糖尿病、貧血などの患者でも、手足が冷える症状がみられます。
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冬もどんどん深まり、朝起きて、お布団からでるのも億劫になる時期となりました。ところであなたは寒さに強いですか? 手足が冷たい、服を何枚重ねても寒く感じるときはありませんか?
なぜ体温が低いと体に良くないのか。体が冷えることは、血液の温度が下がるのと同じ。血液の温度が下がると、血液の循環にも変化し、血液の流れが悪くなる。この記事では「体温を1度上げる」ユニークな方法を紹介する
デジタル機器を長時間使用したときに目が疲れてきて、視界がぼやけてくるでしょう。
耳たぶの真ん中あたりを押しながら回したりしましょう。ここに「目(もく)」というツボがあり、漢字の通り私たちの目のことです。ここをマッサージすることで目の疲労が改善されます。
また、こうして耳たぶを引っ張り、1日に15回や20回でも、あるいはこの部分を熱く感じるまでマッサージをすると、なんと視力が改善されるのです!
穀雨の後、まもなく夏を迎えますが、この頃は体の陽の気が表面に浮き、腸や胃が比較的冷えやすく、さらに現代人は冷たい飲み物やエアコンが好きで、食欲不振になるだけでなく、腸や胃にトラブルが起きやすくなっています。夏に生姜を食べることはとても重要です。
女性にとってアンチエイジングやスキンケアは永遠のテーマであり、そのために日々肌のお手入れに励んでいる方も多いのではないでしょうか。漢方医学では、気と血は人間の土台となるもので、気と血が不足すると、体が弱くなるだけでなく、老化のスピードも早まり、人より先に老けてしまうそうです。