8月14日、インド政府は、アラブ首長国連邦(UAE)との2国間貿易の決済を自国通貨で始めたと明らかにした。写真はオイルタンク。ニューデリーで2010年3月撮影(2023年 ロイター/Danish Siddiqui)

インド、UAE産原油を自国通貨ルピーで決済

[14日 ロイター] – インド政府は14日、アラブ首長国連邦(UAE)との2国間貿易の決済を自国通貨で始めたと明らかにした。インド石油公社(IOC)はUAE産原油100万バレルの決済をルピーで行った。

在UAEインド大使館が発表した声明によると、IOCは既にアブダビ国営石油会社(ADNOC)に支払った。

この取引の前には、UAEの金輸出業者からインドの業者が金25キロを約1億2840万ルピー(154万ドル)で購入している。

インドは今年7月、ドルではなくルピーで決済する合意をUAEと締結し、ドルとルピーの換金をやめ、コストを削減する取り組みを強化した。

また、インドのモディ首相はUAEを訪問した際、両国間での国境を越えた送金をより簡単にするために、即時決済システムを導入することで合意した。

2022─23年度のインドとUAEの2国間貿易額は845億ドル。 インドは世界の貿易が低迷する中、輸出拡大のため、他国とも自国通貨での貿易を望んでいる。

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