緑の高麗人参 オクラ 低カロリーで栄養価が高く、美容にも(2)
『神農本草経』によれば、冬葵子(冬季の葵菜(きさい)の成熟した果実から取り出した種子)は、五臓六腑に効き、寒い暑いによる体調不良や衰弱した身体、痩せ、さまざまな泌尿器系の病気を改善し、尿の流れを良くするとされています。長期にわたる服用は、骨を強くし、筋肉を増やす効果があると記されています。
この「骨を強くし、筋肉を増やす」という部分は、腎臓を補うとともに、脾臓を健康に保つ効果を示しています。中医学の考えでは、腎臓は骨の健康を、脾臓は筋肉の健康を司るとされています。
実際、種子には強大な生命力が宿っており、このエネルギーのメカニズムには腎臓を補う効果が期待されます。特に、冬葵子が重視されるのは、五行思想において、腎臓は水の属性を持ち、冬もまたその五行に対応しているため、腎臓への効果が増強されると考えられるからです。
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