8月22日、 米ハワイ州マウイ島の火災で自宅を焼失したデボラ・ロフラーさん(写真)は、米本土で暮らしていた息子を同じ日に亡くし、これ以上失うものはないという気持ちだった。避難先のカアナパリのホテルで19日撮影(2023年 ロイター/Liliana Salgado)

アングル:マウイ島の被災者苦しめる「土地買いたたき」メール

[カアナパリ(米ハワイ州) 22日 ロイター] – 米ハワイ州マウイ島の火災で自宅を焼失したデボラ・ロフラーさん(69)は、米本土で暮らしていた息子を同じ日に亡くし、これ以上失うものはないという気持ちだった。

悲嘆に暮れ、打ちひしがれるロフラーさんはその直後、自宅のあったマウイ島ラハイナの土地を売らないかという押し付けがましい電子メールを複数受け取った。彼女の祖父が1940年代に海辺に建てた、鴨の羽色の木造の自宅があったその土地を。

「まるでハゲタカに食い物にされているような気分だった」と話すロフラーさんは元客室乗務員。避難先となっているマウイ島のホテルの部屋でインタビューに応じた。ベッドのそばには調理済みの粉末卵と冷えたジャガイモが入った容器が手付かずのまま置かれていた。

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