米政府が、対外軍事資金供与(FMF)制度を使って台湾を軍事援助することを承認した。写真は台湾で2022年12月撮影(2023年 ロイター/Ann Wang)

米政府、台湾への軍事援助承認 主権国家向け制度で

[ワシントン 30日 ロイター] – 米政府が、対外軍事資金供与(FMF)制度を使って台湾を軍事援助することを承認した。議会に通知した。FMFは通常、主権国家向けに利用されるプログラム。

ロイターが30日に確認した通知は、台湾支援に最大8000万ドルのFMF資金を充てる国務省の意向を議会の委員会に伝えている。

マコール下院外交委員長(共和党)は政権が台湾にFMFを「ようやく」提供することをうれしく思うと述べた。

「これらの兵器は台湾を支援し、地域における他の民主主義国家を守るだけでなく、米国の抑止力を強化し、攻撃性を増す中国共産党に対する国家安全保障を確実にする」と声明で語った。

国務省当局者は議会への通知を確認し、台湾にFMF援助を提供する決定は米国の政策変更を反映するものではないとした。

中国は反発するとみられる。

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