ESG格付けを発行する多くの企業が、借り手がESGスコアを高めるのに役立つコンサルティングサービスも提供している。一部の借り手は、財務の健全性と支払い履歴が優れているのに、不透明な非財務基準のために信用格付けが低下したとして、ESGスコアに反対している (Photo by Scott Olson/Getty Images)

世界最大の格付け企業S&P、ESGスコアリングを終了するもナラティブは継続(2)

信用格付けは、通常、最高の格付けであるAAAの「リスクフリー」から、Dまたはデフォルト格付けまでがあり、借り手の債務返済能力を示すことを目的とし、ローンや債券の金利を決定する際の重要な要素となっている。S&P、ムーディーズ、フィッチの「ビッグスリー」債務格付け機関は、1900年代初頭にまで遡る。

信用格付けにESG基準を追加することは、過去10年間のトレンドとなっており、ESG格付けを発行する多くの企業が、借り手がESGスコアを高めるのに役立つコンサルティングサービスも提供している。

しかし、一部の借り手は、財務の健全性と支払い履歴が優れているのに、不透明な非財務基準のために信用格付けが低下したとして、ESGスコアに反対している。

▶ 続きを読む
関連記事
トランプ米大統領が国連総会で演説し、「米国は復活した」と強調。イラン核問題やガザ、ロシア・ウクライナ戦争、NATO、グリーンランドなど世界情勢への対応を語った
米ウクライナ首脳が会談し、冬前の戦争終結とエネルギー施設攻撃の停止を呼びかけた。パトリオットミサイルの国内生産や米国の燃料価格高騰を受けた輸出規制案など、停戦に向けた最新動向を伝える
トランプ米大統領は国連総会で演説し、イランに対し核放棄の「合意」か軍事的な「壊滅」かの二者択一を迫った。過去の軍事作戦の成果を強調しつつ、中間選挙後の合意成立を見込み、完全な経済的孤立への協調を呼びかけた
ウクライナのドローン攻撃で打撃を受けるロシア企業に対し、政府が防衛や修復費用を経費算入できるよう税制改正を準備。世界的なディーゼル供給への懸念からトランプ氏も製油所攻撃停止を促す中、支援策の行方に注目
サウジアラビアは2025年、中国主導の越境デジタル通貨決済網「mBridge」への参加を終了した。実証実験の完了を理由とする一方、ドル基軸通貨体制と米中の金融覇権競争を背景に、離脱の実態には不明点も残る