フィリピンは、南シナ海の同国の排他的経済水域(EEZ)内のサンゴ礁を中国が破壊しているとして法的措置を検討している。写真はイロコイ礁。3月9日、南シナ海で撮影(2023年 ロイター/Eloisa Lopez)

フィリピン、中国提訴を検討 南シナ海のサンゴ礁「破壊」で

[マニラ 22日 ロイター] – フィリピンは、南シナ海の同国の排他的経済水域(EEZ)内のサンゴ礁を中国が破壊しているとして法的措置を検討している。中国側は虚偽の主張だと反発している。

フィリピン外務省によると、海洋破壊が行われているとされるのは南シナ海南部に位置する南沙(英語名スプラトリー)諸島にあるイロコイ礁。ゲバラ訴訟長官は22日、国連海洋法条約に基づくオランダ・ハーグの常設仲裁裁判所への2度目の提訴を検討していると明らかにした。

フィリピンは2013年、南シナ海の領有権問題を巡り仲裁裁に提訴し、16年に中国側の主張を退ける決定が下された。

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