エジプト政府への便宜を図るために賄賂を受け取った疑いなどで起訴された米民主党のメネンデス上院議員は9月25日、無実を主張するとともに議員を辞職しないと明言した。同日、ニュージャージー州で撮影(2023年 ロイター/Mike Segar)

収賄で起訴のメネンデス前米上院外交委員長、議員辞職しないと明言

[ワシントン 25日 ロイター] – エジプト政府への便宜を図るために賄賂を受け取った疑いなどで起訴された米民主党のメネンデス上院議員は25日、無実を主張するとともに議員を辞職しないと明言した。

検察側によると、メネンデス氏は米国の対エジプト支援に自らの影響力を行使する見返りとして、エジプト系米国人ビジネスマンらから多額の現金や金の延べ棒を受け取ったとされ、同氏の妻とともに収賄などの罪で起訴された。

メネンデス氏は既に上院外交委員長の職は退いている。上院民主党のルールでは、重大な犯罪の容疑で起訴された議員が各委員会の委員長を務めていた場合、辞任しなければならない。無罪が確定すれば、復帰できるという。

一方メネンデス氏が選出されたニュージャージー州の知事や、他の民主党上院議員らからは、議員を辞めるべきだとの声が出ている。

しかしメネンデス氏は「全ての事実が明らかになれば、えん罪が晴れるだけでなく、私が引き続きニュージャージー州の上院議員であり続けることを、固く信じている」と語った。

Makini Brice

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