10月8日、 パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスが7日に行ったイスラエルへの大規模攻撃を受け、現地ではイスラエル軍とハマス武装集団との衝突が続いた。写真は7日、ガザからイスラエルに向けて発射されるロケット砲(2023年 ロイター/Mohammed Salem)

ハマスとイスラエルの大規模衝突続く、死者500人超 レバノンから砲撃も

[エルサレム/ガザ/スデロット 8日 ロイター] – パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスが7日に行ったイスラエルへの大規模攻撃を受け、現地では8日もイスラエル軍とハマス武装集団との衝突が続いた。イスラエル、ガザ地区双方の死者は500人を超え、この50年で最大規模の被害となっている。

ハマスの部隊がイスラエルへの攻撃を開始したのは7日早朝。イスラエル南部に大規模なロケット弾攻撃を行い、その隙にガザから前例のない規模の複数部隊がイスラエルに侵入した。

イスラエル軍によると、8日にはレバノンから迫撃砲弾が撃ち込まれた。イスラエル側もレバノンに砲撃し、衝突は拡大の様相を呈している。

一連の攻撃でハマスはイスラエル人250人以上を殺害し、捕虜数十人を拘束してガザに帰還した。イスラエルはガザに猛反撃を加え、住民ら少なくとも250人が死亡した。

イスラエルのネタニヤフ首相は「この暗黒の日について、強力な報復を行う」と述べた。

イスラエル軍報道官によると、8日にはガザ周辺の8カ所で同軍が作戦を実施している。パレスチナ赤新月社によると、ガザの民家2軒がイスラエル軍に攻撃され、18人が死亡した。

パレスチナ保健当局によると、民間人の死者256人には子どもが20人含まれる。負傷者は1800人に上った。

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