10月9日、2024年米大統領選の民主党候補指名獲得を目指していた弁護士ロバート・ケネディ・ジュニア氏が、無所属での出馬を表明した(2023年 ロイター/Mark Makela)

ケネディ氏、無所属で出馬 バイデン・トランプ両氏に影響も

[フィラデルフィア 9日 ロイター] – 2024年米大統領選の民主党候補指名獲得を目指していた弁護士ロバート・ケネディ・ジュニア氏が9日、無所属での出馬を表明した。

ペンシルベニア州フィラデルフィアでの集会で演説し、国内の党派的対立が国全体の改善を妨げていると訴え、至る場所で自身に話しかけてくる人々が「この国に歴史的変化を受け入れる用意があることを思い出させてくれる」と語った。

同氏を支援する特別政治活動委員会(スーパーPAC)「アメリカン・バリューズ2024」の共同創設者はロイターに、これまでに1700万ドルを集めたと明らかにした。

反ワクチン活動家として知られるケネディ氏は、故ロバート・ケネディ元米司法長官の息子で1963年に暗殺されたジョン・F・ケネディ元大統領のおいに当たる。

再選を目指す民主党バイデン大統領と共和党候補指名争いで首位のトランプ前大統領への支持が広がりを欠く中、ケネディ氏が大統領選の構図を複雑にする可能性がある。

先週公表のロイター/イプソスの世論調査では、ケネディ氏が無所属で出馬すれば14%の有権者が「投票する」と回答した。

一方、ケネディ家のケリー・ケネディ氏ら3人は9日声明を出し、ロバート氏の出馬を非難した。

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